令和元年６月４日、みどり市議会第２回定例会が開催された。議会は重要な議題を取り上げ、市民生活に直結する多岐にわたる報告や条例案が審議されることとなった。
開会の挨拶において、議長の大澤映男氏は、今年度から令和に改元されたことに触れ、この新しいスタートを切る議会として市民のための活発な議論を期待した。
須藤昭男市長は、議会改選後の議会に向けての挨拶を行い、富弘美術館での植樹祭の成功など市の活動を報告した。特に、ハナモモ1万本プロジェクトの進捗を述べ、421本の植樹が行われたことに対して感謝の意を示した。市長は、今議会に付議される案件が21件であることを紹介し、慎重な審議を求める姿勢を強調した。
今回の議会において注目されたのは複数の報告と条例改正案である。平成30年度の各特別会計および一般会計の繰越計算書が報告され、特に一般会計では約1億6千万円を繰り越す見込みであるとの説明があった。報告を受けた常見詔子議員は、消防費の繰越状況について具体的な完了予定を質問し、具体的な工程の回答が得られるなど、質疑も活発に行われた。
また、条例改正に関する議案も提出された。特に、消費税率引き上げに伴う税制改正や、介護保険料の軽減措置についての内容が大きな関心を集めた。須藤市長は、「軽自動車の環境性能割税率を1％分軽減する」と述べ、具体的な制度変更について説明した。これに対し、議員からの質疑もあり、より具体的な施策の運用が求められる場面もあった。
この他にも、教育委員会の委員の任命や、監査委員の選任に関しても審議が行われ、新たな候補者の推薦がなされました。