令和2年みどり市議会第2回臨時会が10月29日に開催された。その中で、議案第90号から第93号までの工事請負契約の締結に関する案件が審議され、可決された。
今回は、みどり市立笠懸西小学校(仮称)新築工事に関する議案が中心である。市長の須藤昭男氏は、各工事請負契約についての金額や契約方法を詳細に説明した。議案第90号では、工事請負契約が24億8,380万円で締結される見込みであると述べられた。
議員からの質疑も活発に行われた。椎名祐司議員は、今回の契約金額が大きいため、有利な起債や補助制度について質問した。総務部長の小池秀樹氏は、合併特例債を利用した具体的な効果に触れ、補助金の利用についても言及した。
また、常見詔子議員は、工事における落札率や応札された内容について深堀りした。教育部長の星野和弘氏は、競争入札による落札率が97.97%と高いことを説明し、その背景には慎重な設計と適切な積算があったと強調した。
今日はまた、議会議案第6号として、執行部に対する二元代表制の尊重を求める決議案も提出された。これに対し、議会側は執行部との関係改善を図り、適切な議会運営を求める姿勢を示した。
全体として、今回の臨時会では教育関係の基盤整備が重要視されており、工事がスムーズに進むための議論が活発に行われた。このことは、今後の地域の教育環境の向上に寄与することとなるだろう。議論の中での質問や要望は、今後の政策形成にも重要な影響を与えると見込まれる。