みどり市の第3回定例会が令和5年9月11日に開催され、様々な重要な議題が取り上げられた。特に、公共施設や新庁舎の計画、そして競艇事業と部活動の地域移行についての議論が目立つ。
最初に、公共施設個別施設計画について、阿左美守議員は過去の施設の老朽化や改修の必要性に触れ、財政健全化の重要性を強調した。阿左美議員は、現状の公共施設全体の面積を示し、全国平均と比較してもみどり市の公共施設が多すぎるのではないかと懸念を示した。これに対し、総務部長の川俣一広氏は、公共施設の整備方針や今後の財政運営について説明し、計画の透明性と市民への説明責任の重要性を述べた。
続いて、新庁舎建設についての質問もあり、阿左美議員は庁舎が市民の使いやすさを考慮して必要であるとの考えを述べ、新庁舎建設における財源や計画を市長に質問した。市長の須藤昭男氏は、市民サービスの向上と地域の活性化を最優先に考えているとの立場を示し、今後も検討を続ける意向を表明した。
また、競艇事業に関する話題では、売上の好調さを背景に、収益が市民に還元される形をどう形成するかが焦点となった。市長は、競艇事業の現状と課題について言及し、収入の格差や今後の改善策について協議を続ける旨を強調した。