令和5年6月16日、みどり市定例会において、重要な議案が採決された。
同会議では、みどり市監査委員の選任及び教育委員会委員の任命に関する同意が全会一致で承認された。
特に同意第2号については、質疑がなかったため、迅速な審議が行われた。議長の杉山 英行氏は、質疑の打ち切りを宣言し、採決に進んだ。
これに賛成した議員は全員である。
次に、税条例の改正が議題に上がり、特に軽自動車税と個人住民税の改正が大きく取り上げられた。石原 真理子議員は、特定小型原動機付自転車に関わる税率について、賦課台数を尋ね、現在は9台の見込みであり、今後の増加が見込まれるとの答弁があった。
個人住民税についても触れ、令和6年度から税率が3,500円から3,000円に減額される予定で、これにより約1,270万円の減収が見込まれるという見解が示された。
また、森林環境税に関しては、他自治体との連携も視野に入れた活用方法について議論が行われ、事業の具体的な内容に関しても詳細に説明された。
さらに、令和5年度みどり市一般会計補正予算も審議され、畜産業費の飼料価格高騰に対応する支援について、具体的な数値が示されるとともに、商工振興事業「みどモス応援券」の実施内容について質問が上がった。
その中で参加店舗の公募に関するスケジュールや配付方法についても細かく説明され、特に99%以上の配付率及び98%から99%の利用率が見込まれているとの見解が述べられた。
その後、健康づくり局から新型コロナウイルスワクチン接種事業に関する報告もあり、コールセンター業務の適切な運営体制について有識者からの確認が求められた。従来の契約者の過大請求問題を受け、厳しい運営管理が今後求められる。
最後に、マイナンバーカードの保険証利用に関する議論も行われ、個人情報流出の懸念や、無保険状態になるリスクへの対策について意見が交わされた。石原議員は現在の保険証の安定性を強調し、マイナンバーカードの導入に反対の論を述べた。
会議は順調に進行し、すべての議題が議論され、結論が得られた。次回は6月26日に開会予定である。