令和元年9月定例会にて、みどり市の運転免許証の取得状況とその返納者に対する施策が議論されました。また、公共下水道事業や再生可能エネルギーの導入についても話題となりました。
まず運転免許証について、群馬県警の統計によれば、みどり市には3万6,736人が運転免許を保有しており、特に65歳以上の高齢者による事故が注目されています。このため市は、自主返納を促進する支援策を実施しています。
具体的には、運転免許証の返納に伴う運転経歴証明書の手数料を助成し、またバスやタクシー券の交付を行っています。高齢者が安心して生活できるよう、移動手段の確保にも努めています。
さらに、市内には公共下水道が整備されているものの、接続率は26.1%と低く、この改善が求められています。そこで市は、接続促進のための補助制度を新設し、宅内の工事費を助成しています。
また、地域循環共生圏の構築に関する取り組みも語られ、みどり市が持つ再生可能エネルギーの活用が検討されています。特に太陽光発電設備の導入が進められています。
この他、最近誕生したマスコットキャラクター『みどモス』についても言及があり、地域への愛着を育むために様々な場面での活用が期待されています。市は、具体的な商品開発やイベントへの参加を計画しており、風土に根差した活動を通じて市の認知度向上を目指しています。
今後、公共下水道の運用や交通弱者への施策も検討し、住民の生活環境向上に取り組む姿勢が求められる中、行政が連携し合いながら多様な施策を促進していく必要性が強調されました。