令和3年5月14日にみどり市議会第2回臨時会が開かれた。議題には議長、副議長そして常任委員の選任が挙げられた。また、新型コロナウイルスの影響が広がる中、地域の医療体制についても話題となった。
議長の大澤映男氏が辞職を承認された後、副議長に上岡克己氏が就任した。上岡氏は辞職において、「議事に対する温かい支援に感謝しています」と述べた。さらに、新議長には古田島和茂氏が選出され、議会のよりクオリティの高い運営を目指す意向を示した。
古田島新議長は就任の挨拶で、「市民からより信頼される議会となるために尽力する」と強調した。議会は、市民への信頼回復を目指し、運営の透明性が求められる中で進めていく必要がある。議場内でも、新型コロナウイルス対策の重要性が指摘され、会議中の感染対策の徹底が強調された。
また、会期を延長し、新たに提案された議案第8号についての議論が始まった。この議案は、議会委員会条例の一部を改正するもので、議会運営をスムーズにする目的がある。具体的には、議会運営委員会の定数を変更し、委員会の活動を活発化させようというもので、宮﨑武議員からその趣旨が説明された。質疑応答の時間において、常見詔子議員は新たな構成について疑問を提出。議会運営の柔軟性を問う声が上がった。
議案第46号と第47号は、新たに設立される笠懸西小学校に関わる財産の取得をテーマにしており、すでに契約先も決定していた。この件に関し、須藤昭男市長は、取得する財産が新学校設立に向けて重要であることを明言し、早期の決議を促した。議員もこの提案に対し質疑を行い、具体的な価格や契約条件についての理解を深めた。
会議が進むにつれ、保健関係の備品購入も議題に。教育部長の川俣一広氏は、教育環境整備の重要性に言及し、新設学校に適合した教育環境を築くための備品が必要だと強調した。議会は、全体として効果的な予算の設定や計画的な支出を意識し、市民の期待に応える責任があると理解されている。