令和2年3月19日、みどり市議会第1回定例会が開催された。今回の議題には、多くの条例改正案や予算関連が含まれており、出席議員全員によって数々の議案が可決された。
議案第1号、みどり市附属機関設置条例の一部改正については、景観計画策定に向けた委員会の設置が説明され、全員の賛成を得て可決された。
また、議案第2号としての国民健康保険税条例改正では、税率の引き上げが議論され、特に常見詔子議員からは市民に過重な負担を強いる内容として強い反対意見が表明されたが、最終的には議案が可決された。
さらに、議案第15号の令和2年度一般会計予算については、初めて200億円を超える規模となり、増加要因についての質疑が交わされた。常見詔子議員は、財政の厳しさから多くの負担が市民にのしかかることへの懸念を示し、賛成議員と共に様々な視点からの予算修正が必要との意見を述べた。
この他、みどり市の競艇事業についても検討された。競艇事業に関する予算案では、売上の一部が市の財政に寄与しているが、その割合が非常に低いため、質疑が行われるなど透明性を求める声が挙がった。市長は更なる透明性向上についても今後の課題であると認識していると応答した。
最終的に、各議案はすべて可決され、今定例会は閉会を迎えた。議会活動の中で議論された内容が市民にどのように反映されるか、今後の動向が注視される。