令和3年12月7日、みどり市議会第4回定例会が開催された。議会では、様々な議案と諮問が論議され、重要な決定が行われた。
最初の議題に上がったのは、「人権擁護委員候補者の推薦について」。この議題では、特に質疑はなく、全員一致にて原案が可決された。次に、議案第81号である「行政手続における押印見直しに伴う関係条例の整理に関する条例について」が討論され、こちらも質疑の通告がなかったため委員会に付託されることが決定された。
議案第83号では、みどり市国民健康保険条例の一部を改正する件について常見詔子議員が、全国の公的病院における出産費用について質問を行った。市民部長の武井和子氏は、「令和元年度の全国平均は44万3,776円」とした上で、改正の背景には健康保険法施行令の変更があると説明した。
また、産科医療補償制度についても言及し、掛金引下げの理由に言及し、補償対象者が想定より少なかったことを今年度の補正理由として挙げた。常見議員は、この制度の重要性を再確認した様子で、「安心して出産できる制度が必要」と強調した。
次に、令和3年度みどり市一般会計補正予算(第8号)など複数の補正予算が一括で議題に挙がり、説明が行われた。特に、子育て世帯への臨時特別給付金や、新型コロナウイルスワクチンの接種に関する経費が含まれ、合計4億8,007万6,000円の増額が了承された。
会議の最後には、和解及び損害賠償額に関する議案も採決され、1,200万円での和解が決定された。このように本日の議会では、様々な議題が迅速に審議され、全ての議案が可決された。市民の権利を守る施策や、健康保険に関する議論が行われたことが特に注目される。