令和2年9月24日、みどり市議会第3回定例会が開催された。
議題には令和元年度の各種歳入歳出決算が並ぶ中、特に議論を呼んだのは、一般会計及び国民健康保険の決算認定である。
認定第1号に関して、常見詔子議員は反対の意見を表明した。歳入決算額が203億円に対して、歳出決算額は190億円であり、歳入歳出差引額は13億円の黒字。実質収支比率は7.9%だが、前年より0.9ポイント低下した。これは望ましい水準には達しておらず、特に桐生市との広域事業での減少が影響しているとの指摘があった。
続く議題でも、認定第4号に対し常見議員は国民健康保険について、加入者・世帯数の減少とそれに伴う税の負担増に触れ、不納欠損も増加しているとし、制度の改善が必要であると訴えた。
また、認定第6号に関しては後期高齢者医療制度が取り上げられ、高齢者への負担軽減の必要性が議論される中、常見議員は改正に反対する立場を明確にした。
その後、市職員の特殊勤務手当の改正や税制改正に関する議論が行われ、特に不納欠損に注意を喚起する意見が多く述べられた。