令和元年12月5日に、みどり市議会は第4回定例会を開催した。
この日の主要なテーマは、防災と障がい者スポーツであった。特に、「ボッチャ競技」に関する交流事業が注目されている。香港からのボッチャチームのホストタウンとして、選手との交流を促進し、地域のスポーツ推進に繋がることが期待されている。
古田島和茂議員は、防災について質問し、特に最近の災害時における情報伝達システムの改善を求めた。危機管理監の鏑木充氏は、屋外拡声子局からの情報伝達システムが一部改善中であると述べた。具体的には、放送内容が聞き取りにくいとの意見を受け、屋外子局のスピーカーの改善を進めている。
また、防災情報アプリや防災防犯メールの登録者が少ない現状を指摘し、今後の取り組みに期待が寄せられる。特に、災害時の迅速な情報提供が市民の安心・安全に直結するため、さらなる努力が必要であると強調された。
次に、ボッチャ競技の会話が続く中、障がい者スポーツの重要性が語られ、市内での普及と理解を促進することが求められた。行政がスポーツを通じて地域活性化を図る中で、障がい者スポーツの位置づけがますます重要になっている。教育部長の星野和弘氏は、ボッチャ競技が障がい者にとって自己実現の機会を提供するものであると述べた。
さらに、道路点検についても話題になり、通学路の安全性が問題視される。上岡克己議員は、道路標示や危険箇所について市民の意見を吸い上げ、改善に向けた取り組みを求めた。都市建設部長の正田昌之氏は、道路の定期的な点検を行い、地域住民からの報告を受け付けていると説明した。
今回の議会では、防災力の向上、障がい者のスポーツ活動の強化、地域の道路環境の改善が不可欠であることが再確認された。各議員からは、これらの課題に対し具体的な解決策を講じることの重要性が訴えられ、今後の施策に期待が寄せられた。