令和3年4月26日、みどり市議会第1回臨時会が開かれ、多くの議題が審議された。
会期は本日の1日と決定した。最初の議題は、専決処分されたみどり市税条例等の一部改正についてであり、市民部長の武井和子氏が提案説明を行った。
今回の改正は、軽自動車税の適用区分の見直しや臨時的軽減期限の延長など、地方税法改正に伴うものである。この改正により、自家用車用と営業者用乗用車の税制が変更され、環境性能を重視した内容となっている。質問を行った常見詔子議員は、改正後の適用区分や税負担の増加の理由について詳しく確認した。市民部長は、燃費基準の厳格化や税軽減措置の延長に関する情報を提供し、今後の施策へ理解を求めた。
次に、令和2年度と令和3年度の一般会計補正予算の承認が行われ、総務部長の齋藤典之氏が概要を説明した。令和2年度の補正では、歳入歳出に各383万3,000円を追加し、合計287億3,262万8,000円の予算が承認された。一方で、令和3年度の補正予算は新型コロナウイルス感染症対策に関連し、245万円を森林環境譲与税基金として積立てることが決議された。
特筆すべきは、みどり市固定資産評価員の選任についてである。市長の須藤昭男氏は、固定資産評価の重要性を強調し、まず金子一夫税務課長を選任したい旨を述べた。再度の指定管理者の選定にも多くの質問があり、老朽化した国民宿舎サンレイク草木の今後の利用可能性について議論が展開された。特に指定管理料の増額に反対する意見も多く、新たな指定管理者がどのような運営を行うかにも注目が集まった。
最終的に、令和3年度の一般会計補正予算(第3号)に関する審議も行われ、様々な経済対策が提案された。市は今回の補正を通じて、地域経済の活性化や、コロナ禍における市民への支援を強化する方針を示している。