令和4年6月9日に開催されたみどり市議会の定例会では、最初に自転車利用の安全について議題が取り上げられた。
危機管理監の金高 吉宏氏は、自転車に関わる事故が年々増えており、令和3年には34件の事故が発生したことを報告した。
事故の要因として、出会い頭の衝突や右左折時の巻き込みが多く挙げられており、今後は自転車に対する安全教育の強化が求められる。特に、自転車利用者が安全ルールを理解し、マナーを守ることが重要であると指摘された。
次に、学校給食に関する議論に移り、教育部長の川俣 一広氏が給食に関する取り組み状況を報告した。現在、全小中学校で給食費が無料化されており、これは子育て世帯の経済的負担を軽減する一助となっている。
さらに、食物アレルギーへの対応など給食のクオリティ向上が重要視されており、アレルギー対応食の提供状況も確認された。今後、児童の健康を守るために、アレルゲンを含む食品が食べられない児童への対応をより丁寧に進めていくことが求められている。
また、食育についても取り上げられ、給食を通じた食育が重要であるとの観点が共有された。教育長は、給食を学びの素材として活用し、子供たちが食に対する理解を深めるための施策に努めていると述べた。
都市建設部長の正田 昌之氏からは、自転車の通行環境改善に向けての取り組みの報告があり、矢羽根表示など視覚的な工夫により自転車利用者の安全を確保する努力が伝えられた。
自転車のルールを强化し、周知を進めることで、自転車と自動車、歩行者の安全を守るための交通環境を整備していくことが結論付けられた。