みどり市、12月5日に行われた定例議会では、様々な公共交通と防犯に関する議題が取り上げられた。
最初に公共交通の一環である「電話でバス」の実態調査が行われ、令和4年度において延べ2万137人が利用したことが報告された。特に、利用者の増加傾向が見られ、運行台数は今年増加し、現在は1日平均約63人がサービスを利用している。利用者からは、予約制での不便さやバス停の増設要望が寄せられている。このような利用者の意見をもとに、運行方法の検討が進められている。
大間々笠懸路線バスは、実証運行を経て、令和5年度の利用者数が若干増加している。再確認された利用者の好意的な反応もあり、市当局はさらなる利用者増加を目指している。特に地元高校の学生などからも積極的な利用が期待されている。
また、東町の公共交通状況についても報告があり、ダイヤ改正による利用者数増加に期待が寄せられている。その中、地域公共交通のリ・デザインに向けて、国の動向に合わせた取り組みが進められている状況も伝えられた。この中で、地域の特性に応じた柔軟な交通サービスの構築が求められている。
地域の防犯に対する施策についても進展があり、防犯カメラが追加設置される計画があった。今後は地域住民と連携した防犯活動を通じて犯罪を抑止する効果が在るとされている。市長はまた、地域の生活が安全であることの重要性を強く訴え、防犯対策の意義を強調した。
全体として、みどり市では公共交通と防犯に関して市民のニーズを的確に捉え、適切な施策を通じて市民の安全で快適な生活を確保することを目指している。特に高齢者の移動支援、公共交通の整備、地域こぞっての防犯活動を進めることで、より良い地域づくりを志向する姿勢がうかがえた。