令和3年3月の定例会において、様々な重要な市政課題が議論された。
特に、丹羽あゆみ議員は、市民のメディアアピールと周知方法について質問した。新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴い、市民に正確な情報を迅速に伝える手段が求められた。情報の提供手段としては、広報紙や市のホームページ、LINE、防災行政無線の使用が挙げられ、総務部長の小池秀樹氏は「必要に応じて広報車による周知も行っている」と述べた。
また、丹羽議員は、市民の情報取得手段の多様化に伴い、特に若い世代への情報提供が不足していると指摘した。総務部長は「自治会加盟者が減少しており、広報が行き届いていない状況がある」と説明し、SNSを通じた情報拡散を検討していると強調した。若い世代への効果的な情報提供の在り方についても議論された。
次に、フードドライブ事業に関する議論も繰り広げられた。社会的な支援が必要な生活困窮者へ未利用食品を届ける事業が市民からの協力を得て拡充されることが期待されている。市では、フードドライブの実施や、DV問題への啓発も特に注視しており、保健福祉部長の齋藤典之氏は「今後も啓発活動を行い、相談窓口の周知を進めていく」と答えた。
さらに、認知症施策の充実や、介護に関わる問題についても言及され、地域社会における見守りの重要性が強調された。これらの施策の進行については、確実な報告と見通しが求められている。
最後に、市の情報発信手段の中で、全ての市民に正確な市政情報が届き、生活支えとなるためのコミュニケーションの重要性が再確認された。市民が安心して生活できる環境づくりや、包括的な支援体制が求められている。