令和2年9月3日、みどり市議会では第3回定例会が開かれ、一般質問が行われました。議員は地域の重要課題や政策に関して多くの質問を行い、市長、教育長、各部長らが答弁に立ちました。
最初に、杉山英行議員が土地開発道路の寄附受入れと道路認定について質問を行い、その地域の住民には不安定な道路権利関係が続いている状況を指摘しました。同議員は、何らかの解消策を検討しているのかと尋ねると、都市建設部長の正田昌之氏は、法的措置も視野に入れて対応を進める必要があるとの答弁を行いました。
次に、丹羽あゆみ議員は、みどり市の行財政改革について質問しました。特に少子化に伴う人口減少の影響に言及し、地域の人々が安心して暮らせるような政策が求められています。総務部長の小池秀樹氏は、政策成果の指標を設定する重要性を強調し、厳しい財政状況での改革に関して答弁しました。
さらに、丹羽議員は新型コロナウイルス感染症対策についても質問し、市がどのような支援策を行っているのかを尋ねました。この質問に対して、産業観光部長の川俣一広氏は、持続化給付金や応援券の発行など、市内企業を支援する施策が進められていることを説明しました。特に、蔓延防止のための新たなビジネスモデル創出が重要であり、共存のための施策が求められています。
また、藤生吉顕議員は、地域祭りを一本化する検討について言及し、地域の活性化や共通の行事についてどのように考えているかを市長に問いました。須藤昭男市長は、地域の歴史と伝統を重視しつつ、統一した祭りの可能性を探りたい考えを示しました。
最後に、常見詔子議員は、高齢者の暑さ対策としてエアコン設置の助成について訴えました。須藤市長は、高齢者の安全と健康を守るために急務であると認識し、対応策を強化すると述べました。市民の健康を守るために、エアコン設置に関する調査や施策の検討を進めることが確認されています。