令和3年9月1日、みどり市議会第3回定例会が開会し、多くの重要な議題が取り上げられた。
本会議では、令和2年度の各特別会計決算の認定が主な内容となり、特に新型コロナウイルス感染症対策に関連する事項が強調された。市長の須藤昭男氏は、8月中に153名の感染者が確認されたことを挙げ、医療体制のひっ迫を懸念した。また、群馬県市長会からの要望書提出も報告された。
特に注目されたのは、令和3年度の一般会計補正予算(第6号)で、歳入歳出それぞれ2億2,621万9,000円が追加され、総額223億9,464万8,000円になることが承認された。この補正予算には、住民への支援策と感染拡大防止策が含まれている。また、各特別会計についても補正が行われ、特に太陽光発電事業や国民健康保険関連の予算について議論された。
これまでの感染者数が昨年を超えたことに危機感を示した須藤市長は、ワクチン接種率の向上に全力を上げる意向も示した。特に65歳以上のワクチン接種率は82%を超える一方で、未接種の市民を対象にした支援策も必要とされている。
さらに、議案の中には複数の条例改正や新たな財産の取得、市道の路線認定も含まれており、議員たちは慎重な審議を行った。また、監査委員からの報告も行われ、全体的に財政の健全性が確認された。
議長の古田島和茂氏は、まず新型コロナ対策の重要性について強調し、議会運営への協力を求めた。議員たちは、感染症対策に加え、経済の回復と市民生活の安定に向けた議論を行っている。これらの議題は、みどり市の今後の生活基盤を支える重要なテーマとして捉えられている。
最後に、休会の告知があり、次回の会議は9月7日に予定されている。