みどり市議会は、2020年3月定例会でさまざまな議題が議論された。
特に職員採用についてでは、今年度の入職予定者が一般行政職として12名であることが報告された。注目されるのは、前年度に比べて約5名の増員が計画されている点だ。新規採用にあたっては、対応可能な職場環境を整えることが重要視されている。しかし、転職や病気などにより離職者が増加している現状も見逃せない。
次に、公共施設等の個別施設計画に関して議論され、特に大間々公民館が移転後も機能を継続するかが焦点となった。教育部長は、交流利用が予定通りに進むことを強調したが、市民の理解が得られないと不安視されている。
新庁舎建設の必要性について、須藤市長は市民サービス向上が目的だと述べた。合併特例債の活用で有利に施設整備が図られる一方で、これからの公共施設の整備に関しては、市民向けの丁寧な説明が求められる。
さらに、かたくりの湯についても、利用の持続可能性が問題視されており、健康増進と共生社会の実現に向けた取り組みが推進されている。市民からは温泉施設の有用性が高く、その存在意義が重視されている。
最後に、花輪駅周辺活性化プランが話題になり、地域住民の参画が必要であることが再確認された。しかし、地域以外からの支援が求められることもあり、多角的な協力が必要であるとの認識が示された。市のリーダーシップに対して、より明確で包括的なビジョンの提示が期待される。