桐生市議会は令和2年12月17日に第4回定例会を開催し、様々な議題に対する質疑応答が行われた。
特に注目されたのは、先日の爆破予告及び脅迫電話に対する危機管理についてである。市の防災・危機管理課長は、当該事件に対して迅速な連携を図ったと説明。具体的には、桐生警察署との協力のもと、今後の対応策を含めた危機管理マニュアルの見直しが進められている。ただし、マニュアル自体が具体的にどのような内容で作成されているかは定期的に確認し、さらなる改善が求められることが強調された。
また、教育現場においても同様の危機に対する意識が重要視されており、全国的な危機事象に適応した研修が行われている。ただし、校内で発生した事件の際には、職員の安全を第一に考慮すべきであるとの指摘もあった。教育部門は特に、緊急時の連絡体制を強化し、保護者との情報共有も迅速に行う方針である。
さらには、下水道事業及び水道事業についても厳しい現状が報告され、人口減少や節水による使用水量の減少が今後の課題として位置付けられた。特に水道施設の老朽化とそれに伴う維持管理費用の増加が懸念されており、施設の適正化に向けた施策の見直しが求められている。
加えて、ミネラルの健康効果に関しても議論が行われ、健康的な住環境の重要性が見直されるべきであるとの意見が出た。特に学校給食における有機食材の活用が全国的に進む中、桐生市でも地元産品の積極的な活用が望まれることが再確認された。