令和4年9月定例会での一般質問が行われ、様々な重要議題が議論された。特に、新庁舎建設や学校給食の主食変更についての提案が注目を集めた。市の新庁舎建設に関して、議員らは市民の意向を最大限反映させるべきだと強調した。新庁舎は防災拠点として機能するため、設計段階での詳細な説明を求める意見が多く寄せられた。市長がこの取組に対して理解を示し、実施設計の説明会を開催する意向を示すなど、今後の方針が期待される。
また、給食の主食変更に関する提案も行われ、桐生市の学校給食に米食を取り入れるべきだとの意見があった。市内での米の消費拡大が期待される中、今後の栄養バランスを考慮した献立の改善が求められる。
さらに、時代の変化に伴い、多様な背景を持つスケートボード愛好者への理解を深める必要性が指摘された。スケートボードは若者に人気のあるスポーツであり、その文化を尊重し、適切な環境づくりを進めるべきだとの意見もあった。教育長は、市内のスケートボード環境にも注目しつつ、地域活動を通じた支援を行う考えを述べた。
高齢者福祉の施策については、特に介護保険料の負担軽減策が議題となり、実際の負担実態を踏まえた取り組みが議論された。国民健康保険制度の負担状況も指摘され、今後さらなる見直しが求められている。市は、料金の適正化や支援制度を通じて、高齢者の生活を支援する方針を明確にしつつある。このように、新庁舎建設から学校給食、福祉施策、スケートボード等、幅広い議題が扱われた本定例会は、市民生活に直結する重要な内容に溢れていた。