令和2年12月18日、桐生市議会で行われた一般質問では、桐生市における重要な施策や問題が取り上げられた。
まず議員が取り上げたのは、新しい生活様式導入支援補助金についてである。この補助金は新型コロナウイルスの影響で、3密を回避するための取組を支援するもので、産業経済部長の大津豊氏は申請件数620件、交付決定件数612件の実績を挙げ、合計交付決定額が2億4,332万6,000円であることを報告した。
次に、旧織姫神社についての質疑が行われ、教育部長の西場守氏が現在の維持管理状況と活用方法について言及した。市民文化会館の指定管理者である桐生市スポーツ文化事業団が管理し、様々なイベントに活用されていることが説明された。
さらに、白滝姫像の文化財としての価値が強調され、教育部長が今後の保存と活用方法についても検討していく考えを示した。特に、来年の展示予定に期待が寄せられた。
新桐生駅の整備に関する質問では、都市整備部長の小澤悟氏が、駅前広場の整備とバリアフリー化について進捗状況を明らかにした。現在の工事状況と完成予定日についても説明があり、住民の期待を高めた。
さらに、自殺問題に関する質問では、保健福祉部長助川直樹氏が桐生市の自殺対策計画について言及し、自殺者数の現状と支援施策について説明した。特に、地域のネットワークを活用し、自殺のサインを見逃さない支援が重要であるとの認識が示された。
最後に、桐生市議会では、常に社会情勢を踏まえた施策の進展が求められるとの意見が多くの議員から出され、今後の施策が市民にとって有益なものであることが期待された。今回の議論では、市民生活を支える施策の重要性が改めて認識された。