令和4年第2回土岐市議会臨時会が開催され、重要案件が提案される中、市長は新型コロナウイルス感染症対策や地域振興に向けた補正予算について言及した。
市の市政状況について、加藤淳司市長は感染拡大防止のためのこれまでの取り組みを振り返った。特にオミクロン株の影響を受けた社会活動の再開や、3年ぶりに行われた春の陶器まつりへの言及があった。市長は「市民の笑顔を見ることができ、多くの方に土岐市の魅力を感じてもらった」と述べた。
議案として提案されたのは、令和4年度の一般会計補正予算で、歳入・歳出それぞれに4億5,490万2,000円が追加される。これにより、総額242億3,990万2,000円となり、主な内容には中小企業への支援や小中学校における空調設備整備が含まれている。また、固定資産評価員の選任同意や、税条例の一部改正についても審議されることとなった。
日程の中でも特に注目されたのは、補正予算案の中で中小企業者を支援する施策で、長引く新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業者に対しての具体的な支援策が打ち出されている。
この臨時会においては全議題が原案通り可決され、また議長の指名により常任委員や議会運営委員も選任された。これにより、議会改革特別委員のメンバーや行財政改革特別委員の選任も行われ、より一層会議運営の効率化が図られることとなった。最終的に、市長は新しい体制に感謝し、議会に対する理解と協力を呼びかけた。
今回の臨時会では議題が多岐にわたる中、各議員は慎重審議の上、論議を重ねて適切な判断がなされた。今後も土岐市の発展に寄与する施策が進められることに期待が寄せられている。