令和6年第2回中津川市議会臨時会が開会され、重要議案が審議された。
最大のテーマは令和6年度中津川市一般会計補正予算で、総額8億円余が計上される。
市長の小栗仁志氏は、「物価高騰への対応が最優先である」と述べた。具体的には、低所得世帯への支援策として、住民税非課税世帯への給付金が提案された。世帯あたり10万円に加え、18歳以下の児童には5万円を支給する。
この補正予算には、その他にも多くの支出が盛り込まれている。市債の計上や、国からの交付金も期待される。
特別な措置としては、固定資産税の課税免除や不均一課税についても説明された。専決処分として報告された今後の税条例の改正も、審議される。
さらに、吉村浩平氏が議長辞職の意向を示し、議長選挙が行われた。新たに議長に選ばれたのは、島崎保人氏である。島崎氏は、「市民のため、透明性のある運営を行っていきたい」と強調した。
副議長辞職もあり、その後に行った選挙では長谷川透氏が当選した。長谷川氏は、市民からの意見を尊重しつつ、適切な議会運営を行う考えを示した。
今回は議案の付託が省かれたため、スムーズな運営が行われたことも特徴的である。議会運営委員からの報告によれば、各常任委員会委員の選任が行われ、議会運営の体制が整えられた。
本会議は午後2時に閉会を迎え、各議員は審議内容に対する理解を深め、次回への準備を進めることとなった。