土岐市議会では、令和5年第3回定例会が開催され、主に一般質問や地域政策について議論された。
一般質問では、最初に安藤勝彦議員がふるさと納税について言及した。 ふるさと納税の活性化のために、特に美濃焼のブランディングやオンラインショップの拡充が求められた。それに対して、地域振興部長の正村彰浩君は、令和4年度は5億2,429万円の寄附があり、美濃焼が全体の80%以上を占めると回答した。安藤議員は、寄附額の拡大に期待を寄せる。
次に、安藤議員は肥田地区での排水と道路について質問。最近の大雨により、洪水の懸念が高まる中、新病院建設との関連で、健康福祉部長の黒田隆之君が調整池の設置計画について説明。洪水対策を強化する必要性が強調された。
議員たちはまた、多文化共生の推進や熱中症対策についても触れ、特に高齢者向けの施策が重要視されている。市長は、熱中症に対する警戒を呼びかけ、市民の健康を守る取り組みを進めていくと述べた。また、消防団についても国の基準に従った活動の重要性が語られ、団員不足が今後の課題として浮上した。
さらに、教員の働き方や負担軽減、また子供たちへの熱中症予防対策に関しても議論が交わされ、市内の教育現場での取り組み状況が紹介された。特に、避難所での受け入れ体制に関する質問もあり、その中で聴覚障がい者や発達障がい者への配慮が必要であることが強調された。
最後に、土岐市の将来に間接的に影響を与える多くの意見が示され、各議員からの要望が継続的に挙げられる中、必要な行動や改善点に向けた具体的な努力が求められている。