令和元年第3回土岐市議会定例会が開会し、議題が多数取り上げられた。
議長の山田正和氏が開会の挨拶を行い、市長の加藤淳司氏が挨拶した。市長は、初めての国賓としてアメリカ大統領夫妻を迎える等、祝賀ムードが漂う中での開会であることを述べた。
その上で、川崎市で発生した無差別殺傷事件について触れ、安全で安心な社会の実現に向けた施策を進めていく必要があると強調した。
この定例会では、補正予算や条例改正を含む重要案件が提案されており、議題には14件の議案が含まれている。特に、令和元年度土岐市一般会計補正予算の提案が注目されている。市長は、補正により、歳入歳出それぞれ1億5,441万5,000円を追加し、総額234億9,441万5,000円となることを説明した。
具体的には、「愛着のもてるまちづくり」に向けた事業改善を進めるため、自治組織の検討や陶育プロジェクトを推進するための経費が含まれ、来年から始まる大河ドラマ「麒麟がくる」の関連事業も提案されている。
また、介護保険特別会計の補正予算も提案され、保険料の軽減割合拡大が必要とされる。議第40号から46号にかけての7件の条例案では、各種条例の改正が行われ、特に土岐市税条例の改正においては、子供の貧困に対応するための非課税制度拡大があり、地域振興も重要視されている。
駅前広場整備に関する請負契約の案件も間もなく進行され、市は合計で2億2,680万円での契約を計画している。