令和5年第4回土岐市議会定例会が9月8日に開催され、各議員からの一般質問を通じて市民の関心が寄せられる多様な課題が取り上げられた。
特に、水石玲子議員は、災害時における避難所の安全確保について質問した。
過去の大規模災害から学び、女性や高齢者に配慮した避難所環境整備の重要性が指摘された。
水野健治市長公室長は、「海外の事例を参考にしつつ、安心・安全な避難所の環境整備に取り組んでいる」と強調した。
また、子宮頸がん撲滅への取り組みに関して、水石議員はワクチン接種の重要性を訴えた。
黒田隆之健康福祉部長は、キャッチアップ接種の進捗状況に触れ、今後の広報活動の強化を約束した。
「未接種者に向けた再勧奨を実施し、安心できる情報提供に努めている」とのコメントもあった。
続いて、小栗恒雄議員は、生成AIの導入について質問。
加藤淳司市長は、生成AIの導入が業務効率化に寄与する可能性を認めつつ、セキュリティ対策も重要視すると述べた。
教育委員会からは、文科省が出した生成AI関連のガイドラインについて説明があり、教育現場におけるその活用範囲や今後の展望についての意見が交わされた。
陶史の森の運営にも質問が集中し、利用者数の推移や年間予算などが明発表された。
地域振興部長は、現状の施設利用やイベント開催を通じて、多くの人々が自然環境に親しむ機会づくりに努めていると述べた。
なお、施設の老朽化に伴う修繕の件についても触れられ、議員からの要望で新しい遊具の設置や保安林の整備の必要性が指摘された。
議会は、各種問題への市の取り組みを通じて、住民の生活向上を目指すとして会議を締めくくった。
引き続き、土岐市の未来に向けた様々な取り組みが進められることが期待されている。