令和4年第3回土岐市議会定例会において、議題は多岐にわたる。重点的に取り上げられたのは、土岐市国民健康保険駄知診療所の医療サービスの充実と存続に関する請願である。議場では請願者の名にあたる駄知町内連合会会長の意見が述べられ、地域医療の維持についての重要性が強調された。
後藤久男議員が請願の趣旨説明に立ち、医療サービスの充実を求める声を代弁した。具体的には、医師不足に伴う診療日や診療時間の縮小が患者の困惑を招いていることを訴えた。また、コロナ禍の影響も相まって、地域医療の維持が危うくなっている現状を踏まえた発言があった。新病院の設立や休日急病診療所の機能停止についても言及し、住民の健康을守るための対策が急務だと訴えた。
議案に関しては、令和4年度土岐市一般会計補正予算(第3号)も審議された。質疑の結果、内容に対する疑問や意見は特に上がらなかった。議長が全議案を一括審議の上、可決される見通しとなっていることを確認した。省庁との連携の重要性を再認識し、住民ヘの影響を重視した運営が求められている。
さらに、教育現場における感染症対策も議論にあがった。特に、児童・生徒の健康を保つためにマスク着用の方針や制度設計について委員からの発言があり、状況に応じた柔軟な対応が必要であるとの認識が共有された。
また、土岐市駅周辺の整備方針についても着手されており、地域の活性化に向けた取り組みが進められている。保健問題、交通安全、地域医療への関心が集まり、住民一人一人が健康で快適に生活できる環境づくりをめざすべきとの声が強調された。全ての議題は住民の生活に密接に関係しており、今後の活動が期待される。