令和5年第5回土岐市議会定例会が、12月13日に開催された。
本日の議事では、出席議員18名全員出席のもと、各議題が進行した。最初に会議録署名議員が指名され、続いて一般質問の時間が設けられた。
一般質問では、特に市民生活に密着したテーマが多く取り上げられた。中でも、山内健議員が不法投棄による環境汚染について質問を行った。市民生活部長の伊佐治良典氏は、土岐市における不法投棄の処理重量が10年前に比べ減少傾向にあるものの、最近の不法投棄の事例についても触れ、その背景を分析した。
また、産業廃棄物と一般廃棄物の取り扱いの違いについても言及し、市の実施するパトロールや不法投棄監視員の活動が進行中であることが報告された。さらに、防犯カメラの導入提案についても議論があった。
教育関連については、渡邉豪議員が発達障がいの早期発見と支援体制について質問した。健康福祉部長の黒田隆之氏は、現在の健診制度や相談体制を説明しつつ、幼児療育センターの必要性についても言及した。このことは、医療機関や教育機関との連携や障がい者支援の重要性を再確認させるものであった。
最後に、議第84号から議第88号まで、職員の給与や手数料徴収条例の改正内容が審議された。その中で、議員報酬や職員の給与改正について、委員長の水石玲子氏が報告し、全会一致での可決となった。この会議を通じて、市民の福祉を考えた施策の重要性が再認識された。