令和3年第4回土岐市議会定例会が行われ、市政運営や新型コロナウイルスへの対応について活発な議論が展開された。
特に、事務処理ミスに関する質問が数多く挙がった。杉浦司美議員は、ここ1年ほどの案件を振り返り、ヒューマンエラーが多く市民に不利益を与えている現状を指摘した。その上で、市長に対しどのように感じているかを尋ねた。加藤淳司市長は、事務処理ミスに対して市民に謝罪し、原因究明を進めていると述べた。特に、業務のデジタル化が進む一方でアナログ的な作業も残っているためにミスが生じていると分析し、庁内の全体的な取組として改善に努める意向を示した。
次に、自主研修グループの導入に関しても話題になった。総務部長の可知路博氏は、職員の自己成長意欲を高めるためにこの制度を導入したと説明した。杉浦議員はこの制度の成果を問うと、実際に二つのグループがコロナ後の社会について研究し、意義のある成果を上げていると報告された。
また、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展についても質疑が行われた。市長公室長の林洋昭氏は、政府の方針に基づき、DXを推進することで市民の利便性を向上させたいと強調した。特に、AIやRPAの導入により業務の効率化とより良いサービスを提供することを目指すとのことだ。
最後に、カーボンニュートラルの取り組みについても質問があり、市民に対する啓発活動等が進められていることが報告された。市民や事業者が共に協力してSDGsに貢献できるよう、今後も引き続き努力していく意義を強調して議論を締めくくった。