令和2年第3回土岐市議会定例会が開催され、各種議案が審議された。
注目されたのは「令和2年度土岐市一般会計補正予算(第3号)」である。この補正予算は、新型コロナウイルス感染症対策を含む多くの施策を盛り込んでおり、全会一致で可決された。特に、独り親世帯への臨時特別給付金に関する質疑が行われ、334世帯が対象となることが報告された。さらに、補助金の迅速な実行が求められた。
また、土岐市税条例や介護保険条例に関する改正案も可決され、新型コロナウイルスの影響で収入が減少した被保険者への支援策が盛り込まれていることが確認された。税収の見通しについて、たばこ税の改正が年数万円の税収増となる見込みであると執行部から説明があった。これらの議案は、行政の財政健全化を図ることを目的としている。
さらに、新型コロナウイルス感染症にかかる雇用調整助成金特例措置の期間延長に関する意見書提出の請願書も採択され、地元企業の継続的な支援が重要であると強調された。議員は、地域経済を守るための取り組みを一層強化する必要があるとの見解を示した。