令和2年第5回土岐市議会定例会は、重要な議題が多く扱われた。各議案は全て全会一致で可決された。
会議では、まず令和2年度の各種予算補正が審議された。文教厚生委員会の各務和彦委員長は、議第93号の一般会計補正予算について、障害者支援費が不足した要因についての質疑において、報酬単価の高いサービスの利用が増加したためと説明した。この補正予算は、議会の全会一致で承認された。
また、議第94号から議第96号にかけても、介護保険特別会計や病院事業会計の補正予算が扱われ、全て原案通り可決された。この補正予算は、コロナウイルス感染症に伴う影響に対する対応が盛り込まれており、特に病院事業ではオンライン資格確認システムの導入が挙げられた。
さらに、土岐市の文化やスポーツ施設に関連する条例改正も行われた。議第101号の特例条例や議第102号から議第103号の児童館と体育館設置に関する条例改正が行われ、保証された理解をもって可決された。特に議第102号では、利用者が平成30年度から24.8%減少したことが求められ、利用者の理解も進められたことが議論された。
最後に、道路の災害復旧工事や温泉活用型健康増進施設の指定管理者についての議案も承認された。市長の加藤淳司氏は、特に温泉における健康増進施設の管理について公募を実施した結果、1箇所からの提案があったことを報告し、採決も全会一致で可決された。議員提出による防災関連の意見書も提出され、こちらも問題なく承認された。
閉会に当たる挨拶では、議長の山田正和氏が、この会議の意義を強調し、新型コロナウイルスへの対策を全うすることへの感謝を述べた。議会は全議案を熱心に審議し、無事閉会した。