令和元年6月6日、多治見市議会は定例会を開催した。
様々な条例改正案や予算案が審議され、その中でも消費税の税率引き上げに伴う関連条例の整理が大きな焦点となった。
消費税の増税に合わせて、合計27件の条例の整理が行われる。
多治見市の井上あけみ議員は、消費税課税対象の適正な扱いについて質疑し、「ごみ袋の販売に関する表示の不統一について、消費者保護の観点からどう対応するか」と提案した。
この質問に対し、総務部長の打田浩之氏は、「ごみ袋に関しては非課税であるべきとの指摘がありますが、実際に納税が行われている」と回答した。
また、泉議員はごみ処理手数料について、背景や手続きの透明性を問う。市長の古川雅典氏は「適法の枠組みで、経済的負担の平準化が見込まれる」と述べた。
さらに、たじっこクラブに関連する条例の改正についても議論が行われ、教育長の渡辺哲郎氏は、支援員の処遇改善について具体的な改革案を提示した。
「保護者と市の負担が均等になるよう努力している」とし、膨らむ需要に応じた対応を考慮している。
廃止された特定非営利活動促進法施行条例においては県の指導に誤りがあったと市長が強調。
吉田企貴議員はその理屈を掘り下げ、岐阜県と国の関係について質疑した。市長は県の指導が誤っていたと繰り返し述べ、さらなる説明を求めた。
最後に、今後の議会日程が確認され、全ての議事が終了した。議長の嶋内九一氏が議会を散会した。