令和4年7月6日に開催された多治見市の広報広聴研究会では、議会だよりの編集や市民との対話集会などが議題とされた。
まず、議会だよりの8月1日号(209号)についての議論が行われた。内容について、片山竜美会員は、「多治見市役所の位置を定める条例の一部改正の説明文が、である調になっている」との指摘をした。阪野広紀書記は、全体をですます調で統一することを提案し、合意が得られた。特に、賛否が分かれた議案については、議長の表記「◯」を他の議員と位置を合わせることが決定した。
次に、おとどけセミナーについての審議が続けられた。林美行会員は、「全国平均を上回っているが、どの程度なのか明示してほしい」など質問を投げかけた。虎澤智子書記は、現在進行中の議会運営委員会での協議を説明し、具体的な改革内容については後日報告する旨を伝えた。おとどけセミナーについては、終了後にこの内容も報告することが同意された。
さらに、市民と議会との対話集会については、各常任委員会のテーマで開催されることが決まった。虎澤書記が「各常任委員長にテーマを依頼したが、本庁舎建設に関する特別委員会が必要ではないか」との意見を述べると、林会員からは市役所の位置がすでに決定しており、テーマの柔軟性が必要であるとの典型的な意見が挙がった。会議の中では、特別委員会のテーマとして本庁舎建設が提案され、今後の市民との対話に向けた意見交換が行われた。
最終的には、全ての議題について事務局案に従う姿勢が貫かれ、次回開催日が8月17日水曜日に設定される。今後も市民の声を大切にしながら、議会活動が進められる見通しとなった。