令和元年6月21日、多治見市議会において第3回定例会が開かれた。
議題には「多治見市手数料条例の一部改正」などが含まれ、議論が行われた。
市長の古川雅典氏は「手数料条例の改正は国の法令改正に伴い必要なものであり、新たな事務に対する手数料も設定することになる。」と説明した。
審議では、総務部長の打田浩之氏が新たに設定される手数料の内容について詳しく説明した。
この改正では、手数料の設定が求められる案件が増加しており、「例えば、既存不適格建築物の用途変更にかかる工事については、全体計画が認定されれば、一定期間は手数料を免除される。」と述べた。
また、議第96号に続き、市政一般質問が行われた。質問に立った三輪寿子議員は、高齢者の運転問題や安全対策に関して具体的な提案を行い、市長の回答を求めた。
市長は「交通安全を確保するために、個々のケースに応じた支援策の検討が必要である」と強調した。
市の施策に対しては、子どもたちの通学路の安全確保も重要であり、通学路の点検を毎年行うことや地域協力の重要性を述べた。
さらに、エアコンの設置問題についても議論され、特に小中学校に対する設置が急がれていることが一致して認識された。教育長である渡辺哲郎氏は、エアコンにかかる費用や設置の進捗を報告し、今後の運用指針についても言及した。
また、外国人労働者に関する質問も行われた。市長は「外国人労働者の増加に伴い、地域との共生を図るための取り組みが求められている」とし、どのように市民や地域社会が外国人労働者と共生していくかの重要性を訴えた。
市全体では運営や安全が様々な課題として浮上しており、各議員はこれを踏まえた質疑を行った。議会では、都市整備や交通問題に関して最優先事項の決定が求められ、次回以降の議論を期待される結果となった。出席した議員たちは、議論を通じて市民により住みやすい環境と安全な社会を確保する必要性を一層認識した。
定例会は約2時間に渡って行われた後、各議題に加え、市民からの安全対策に関する質問が多く寄せられ、今後も継続的な議論が必要であると各議員は確認した。議会は次回の予定を立て、休会期間を決定し、会議を閉じた。