令和4年5月9日、臨時会が開会し、議題が取り上げられた。
多数の報告と承認が行われ、特に専決処分に関する議案が焦点となった。
市長古川雅典氏は、4月に実施された人事異動や行事について説明を行った。社会情勢に配慮し、市民の幸福を優先する姿勢が強調された。
また、市の税収や職員雇用の増加が期待される企業進出について言及。特に水谷産業株式会社の工場建設には、年間約9.1億円の税収を見込んでいるという。
そのほか、4月に開通した新道路が地域のアクセスを改善し、両市の協力を促すことで、さらなる発展を図ることの重要性も述べられた。これにより、多治見市の地域連携が強化される見込みである。
次に、古川市長は市役所本庁舎の建設資金に向けた新たな取組についても説明。これに関連して、全国の自治体首長と連携を図り、国に有利な条件での起債制度の再度創設を要請する活動が始まっている。
加えて、新型コロナウイルスワクチンの接種状況について報告があり、65歳以上は87.7%の接種完了が確認された。若年層への接種も進め、医療機関との連携を強化していく意向が示された。
さらに、専決処分の報告や条例改正案についても議論され、特に議第57号から第59号に関連する報酬改定案が具体的に説明された。浸透度の高い条例改正が市民生活にどのように影響を与えるかが検討された。
最後に、新副議長が若尾敏之氏に選出されたことが議場で報告され、今後のさらなる活動に期待が寄せられている。今臨時会は、5月12日までの4日間が予定されており、議日程は多岐にわたる議案で構成されている。万全の態勢で会議を進め、市政を着実に運営する意欲が伝えられた。