令和5年第1回多治見市議会定例会が2月20日に開会し、31日間の会期が決定された。
会議では、新型コロナウイルス感染症の動向について、古川雅典市長が言及した。
年末年始には市内の感染者数が1週間あたり1,300人を超えたが、現在は200人程度にまで減少。
卒業式は本来通りの形で実施できる見通しとした。
また、3月25日にプラティ多治見のグランドオープンが予定されており、
1階にはスーパーマーケットが開店する。
その他の商店も夏までに順次オープンし、街の活気が期待されている。
交通面では、大薮町に市内初のラウンドアバウト交差点が供用開始され、
中央島には陶器のオブジェが設置される予定。これにより地域のランドマークを作り、他地域への発信を目指すとしている。
予算編成については、令和5年度に向けて、骨格予算として編成される。
市長は新しい市長のマニフェストを円滑に予算化することに重点を置くと説明。
さらに、笠原地区の幼稚園と保育園を統合し、新たに笠原こども園を整備する計画が提案された。
これにより、幼保小中一貫教育の推進が期待される。
また、児童発達支援センターを脇之島ホワイトタウンに統合する計画も発表され、
新センターの開設は令和6年4月に予定されている。これらの施策を通じて、地域の子育て支援を強化する意義が強調された。
最後に、次期市長選挙について市長は発言し、
候補者が自身の4期16年の市政を全否定する中で自らの政策を評価されることに触れた。
多治見市の未来に向けたさまざまな事業が進められており、議会での議論も重要と認識されている。