令和2年5月11日、臨時会が開催される。
議会は新型コロナウイルス対策を優先し、議席変更の承認から始まることに注目が集まる。議長の嶋内九一氏は「新型コロナウイルス感染症拡大防止のため」と述べ、議員らの賛同を得る。
その後の議題には、会議録署名議員の指名や会期の決定が含まれ、会期は5月11日から13日までの3日間と決定された。この会期では新型コロナウイルス関連の補正予算が重要な議案となっている。
市長の古川雅典氏は「補正予算の提案は、新型コロナウイルス対策が主なものである」と強調した。特に、一人当たり10万円の特別定額給付金支給について触れ、そのスピード感を持って進めていると語った。市のテイクアウト弁当支援も好評で、追加予算が提案されることとなる。
また、報告された専決処分に関して、未収金に関する権利放棄が行われた。これにより市民病院事業会計及び水道料金の未収金について市は専決処分をしたと、総務部長富田明憲氏が報告した。
補正予算においては、新型コロナウイルス対策経費が多くを占める。特に、109億9,000万円の特別定額給付金は、全体の予算の大半を占める。また、今後の相談業務や新型コロナウイルス感染症に対する対応が強調された。
議第58号では、新たに固定資産評価員の選任について発議され、これもまた関連の重要な議題として説明が行われた。その中で多治見市税条例の改正や他の条例案の内容も詳細に説明され、改革への期待が高まる。
さらに、副議長辞職の許可や選挙も行われ、寺島芳枝氏が新たに副議長に選出される。市長からも彼の新就任に際し、期待の言葉が送られた。議場は拍手で湧き、今後の議会運営への関心が高まる。
最終的に、全ての日程が終了し、散会となった。参加者たちは、新型コロナウイルスの影響に対する多治見市の対応について確認し、これからの議会運営に期待を寄せる姿が見受けられた。