令和元年6月の定例会で、多治見市議会は28日間の会期を決定した。この会議では、複数の条例改正案や予算補正の提案が議論される予定である。
市長の古川雅典氏は、エアコン整備に関して幼稚園や保育園の工事が完了していると報告し、運転開始時期についても言及した。小中学校のエアコン設置も、予定通り進行中であり、異常高温時には学校長の判断での試運転を行う可能性があるという。特に市之倉小学校では、他の学校に先駆けて試運転を予定している。
さらに、市長は多治見駅南地区の再開発事業についても言及した。この事業は株式会社奥村組が特定業務代行者として選定されたことにより、さらなる進展が期待されている。工期は2022年秋を目指し、駅前交番の移設などが今年の8月から始まる予定である。
また、令和元年度の一般会計補正予算には、主に消費税増税に伴う影響を受けた項目や、幼児教育無償化に関する経費が含まれる。この補正予算は2億1,647万円の増額を図っており、特に教育や福祉に関連した支出が見込まれている。詳細な内容は総務部長が説明することとなる。
最後に、多治見市制80周年を記念したイベントについても触れた。来年の記念イベントに向けて、多様なプロジェクトが計画されており、地域の活性化が期待される。特に、今後の活動の一環として、鑑定団イベントなどが開催され、多治見の認知度向上に貢献することが目的とされている。