令和2年第3回多治見市議会定例会が開会した。
市長の古川雅典氏は、議会において新型コロナウイルス対策や経済支援について述べた。特に特別定額給付金の迅速な支給を強調し、県内で最初に給付を開始したと報告した。
市長は、特に危機的な状況にある家庭に向けた支援策を提案した。ひとり親や要保護世帯向けに1人1万円の図書カードを配布予定で、市内の書店商業組合と連携する形で経済効果を狙う。
また、主に教育支援に関する施策についても報告。夏休みの特別給食が無償化されることが発表された。市長は、明るい未来を見据えた特別メニューの提供と、調理環境の改善に力を入れるとして安全性を重視した。
さらに、新型コロナの影響を受けた地場産業にも補助金などで積極的に支援。最大40%割引の「美濃焼GO」などの施策を通じて、地域の特産物をPRし、経済活性化を図る考えを示した。
補正予算案では、年度予算が12億8,582万円増加することが明らかにされ、議会での審議が期待されている。これには、教育面でのICT環境整備などが含まれる。