令和3年9月に開催された広報広聴研究会では、市民と議会との対話集会について多くの意見が交わされた。
対話集会のテーマとして「セラミックバレー構想とまちづくり」が取り上げられ、開催時間の調整や参加者の範囲について議論が行われた。城處裕二会員は、午前中の開催が参加者を制限する恐れがあると指摘し、「誰に参加してもらいたいのかを考える必要がある」と述べた。
また、テーマの経緯について質問が寄せられた。仙石三喜男会員は、今年度のテーマを初めて知ったとし、説明を求めた。虎澤智子書記は、夏に行った打ち合わせでこのテーマが決定されたことを説明し、経済建設常任委員会のみが対話集会を実施すると決定した背景を語った。
林美行会員は、対話集会の目的を「市民との対話を通じて地域の課題を明らかにすること」と強調した。これに対して、仙石会員は「この重すぎるテーマでは多くの市民が参加できないのでは」と懸念を示し、より親しみやすいテーマの設定を提案した。
また、広報活動においては、井上あけみ会員が秋に予定される区長会へのチラシ回覧を提案し、虎澤書記が検討すると答えた。ポスターのデザイン変更や配布方法についても意見が交わされ、会長の山田徹氏はデザインを見直すことを約束した。
全体として、課題は市民の意見をどのように吸収し活用するか、また参加者を引き寄せる運営ができるかに注がれている。特に、コロナ禍の影響も考慮しながら、参加しやすい環境を整えることが求められている。議会の広聴活動が今後も市民とつながりを深めるためにも、議員たちの積極的な関与が重要視されている。