令和5年6月27日、特別な会議が行われた。新市長の高木貴行氏のもとで、教育に関する様々な課題が提起された。特に、城址市で進行中の「COCOLOプラン」と呼ばれる不登校対策に関する取り組みが注目を集めている。
不登校問題が増加傾向にある中、多治見市は具体的な施策を打ち出している。教育委員会は、保護者への支援、学校内教育支援センターの設置、さらにはオンライン授業の充実さを図ることで、多様なニーズに応えようとしている。この背景には、現状で学校に通えない子どもたちへの支援が必要との認識がある。
また、市長は教育委員会との関わりについて、古川前市長とは違い、積極的な姿勢を示す必要があると実感していると述べた。岐阜市のように、教育専門の外部講師を招くなど、高木市長自身が市政の教育に関与し、「教育の自主性を尊重しつつも、市民の理解を得ながら進めたい」と強調した。
さらに、義務教育学校と認定こども園に関する取り組みについても言及され、教育課題を全市で共有し、協力することが重要とされた。特に、課題解決に向けた地域と連携しながらの柔軟なアプローチが肝要であると意見が交わされた。
一方で、北消防署移転についても進展が報告された。新北消防署は、消防関連の拠点としての役割を果たし、地域住民の安心、安全を守るための機能強化が期待されている。
加えて、待機児童の問題にも言及され、子どもたちへの支援を強化し、地域での居場所の重要性も訴えかけた。特に教育現場では、教員不足や育児休業における保育の問題が複雑に絡み合って進行している。市民目線での立場を貫き、これらの問題に取り組むことが求められていると結論づけられた。
今回の議論を受け、教育や消防、地域活動など、横断的に政策を進めることの必要性が一層明確にしたといえる。