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多治見市議会が災害時のペット同行避難や市民病院の現状を討議

多治見市議会は12月13日、災害時のペット同行避難や市民病院の現状についての議論を行った。市民病院の経営状況や産婦人科の開設がテーマとなる。
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多治見市は、令和元年12月13日に開催された市議会において、災害時のペット同行避難や市民病院の現状についての質問を受け、多くの意見と提案が交わされた。

特に災害時におけるペットの扱いに関して、玉置真一議員は、ペットとともに避難できる避難所の整備を求めた。飼い主は、ペットを家族として考え、同行避難においても配慮が必要とされる。市の見解では、ペットが避難者の過ごす場所から離れた屋外で飼育される予定だが、具体的な避難所の設立についてはまだ検討している段階である。

また、災害時の対応マニュアルにおけるペットの取り扱いについても言及され、岐阜県動物愛護推進協議会のガイドラインを基に、ペットに関する情報を市民に周知する努力が続けられている。同協議会は、愛護団体との連携を強化する必要性を認識し、協力体制の構築へと進むことを表明した。

次に、多治見市民病院についての質問も挙がった。仙石三喜男議員は、病院の経営状況や産婦人科の開設に関して現状を問うた。市民病院は経営改善に努め、黒字体制が続いているものの、依然として13億円の累積赤字を抱えていると説明された。その中で、産科の開設については、今後の訪問医療を含め進められることが望まれ、市民からの要望に基づいた支援を行っていく方針であると述べられた。

さらに、人生会議やACP(アドバンス・ケア・プランニング)の取り組みについても言及され、仙石議員は、市民の高齢化が進む中で、そうした準備が求められると強調した。生活環境において医療が密接に関連することを認識し、市民の理解を得るよう努力を続けるとし、観光と併せて地域の魅力を向上させる施策も必要だとされた。

最後に、オリベストリートの地域振興策に関する意見もあり、今後の施策に期待が寄せられるとともに、地域の市民が一体となって愛されるまちづくりに貢献する姿勢が求められた。議会では、多治見市民病院の再編・統合問題についても議論が交わされ、引き続き地域医療が活性化する方策が模索されていく。

議会開催日
議会名令和元年12月 多治見市議会
議事録
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