令和3年5月13日、多治見市臨時会が開催され、重要な議題が審議された。
その中でも特に注目されたのは、令和3年度の市一般会計補正予算(第3号)の審議と、新型コロナウイルス感染症関連の報告であった。
市長の古川雅典氏は、地区懇談会が延期となる理由を説明した。岐阜県で新型コロナウイルスの感染者が史上最高を記録している状況下で、5月17日からの開催は困難と判断した。加えて、現在感染している人の90%以上が変異株であり、重症化リスクも報告されている。市長は秋以降の開催を目指す考えを示した。
また、ワクチン接種についても現状が報告された。市内で80歳以上の高齢者の受付が始まり、接種が着実に進められている。予約システムは段階的に行われ、クレームが少ない状況が報告された。
次に、議第50号の補正予算案が提示され、質疑後、原案通り可決された。この中には、新型コロナウイルスワクチン接種に関連する経費も含まれていることが指摘された。徐々に進行中とのことだ。
五つの総務常任委員の選任が承認されたほか、議会運営委員の新たなメンバーも決定した。古川市長は今後の議会運営への期待を表明した。
最後に、今後の「こけいざん森の家」に対する訴えの提起が議題となり、長江信行経済部長は、特に重要な出来事と位置づけた。過去3年間の契約についても詳しく触れ、その後の展開に注目が集まる。議案は全て可決され、最後に市長は新たな協議の場を設ける意向を示した。
本会議は2時59分に閉会し、議論された計画が今後の市政運営にどのように運用されるか、今後のプロセスが焦点となる。