令和4年6月17日、定例会が開催された。市政一般質問では、昨今の社会課題や施策の実施状況などが議員たちによって提起される中、ふるさと納税やヤングケアラー支援が焦点となった。
最初に、古庄修一議員がふるさと納税制度について質問を行った。古庄議員は、地域資源の活用や市民生活の向上を図るため、制度の見直しを求めた。その背景には、ふるさと納税が地域活性化に寄与する可能性があるとの認識があった。市長古川雅典氏は、ふるさと納税業務の運営強化へ向けた取り組みを報告し、業界との連携を強化すると述べた。
次に、ヤングケアラー支援について、寺島芳枝議員が詳細な調査結果や具体的な支援策について提言を行った。調査では、子どもが被る心身の負担や周囲の支援不足が明らかになっており、寺島議員は、特に教育現場での理解促進が必要であると強調した。副教育長の高橋光弘氏は、現場での対応状況を説明しつつ、一般社団法人や各機関との連携を強化していく考えを示した。
また、地域猫活動に対する支援についても、片山竜美議員が取り上げた。地域でボランティアが手術・管理している猫について、行政としても支援を行うべきという意見が相次いだ。環境文化部長の伊藤徳朗氏は、地域住民やボランティアとの連携を重視しつつ、個別対応を行う意向を示した。