令和3年6月18日に多治見市役所で開催された広報広聴研究会では、市民との対話集会の実施に関する議論が展開された。
議題として、令和3年度の広報広聴研究会の活動、特に市民と議会との対話集会が中心に取り上げられた。会長の山田 徹氏の提案を受け、林会員が対話集会における市民の関心について意見を述べる。林会員は、過去の集会で市民の参加が少なかった理由として、決まった事項の報告には興味を持たれていないことを指摘した。会長は、他市で議会報告会が定期的に行われている事例を挙げ、毎定例会後に議会報告と市政についての意見を聴く集会を行いたい考えを示した。
寺島会員は、過去には研究テーマを基にした対話集会が行われていたことを振り返り、今年度はその方式が取られないのかと疑問を呈した。会長は、基本に立ち返って議会活動の報告をテーマにした集会を提案していると述べたが、嶋内会員からは市民の反応が芳しくないことを指摘され、過去の経過を考慮すべきとされる。
議論の中で、井上会員は重要な案件に合わせた議会報告も必要だとしつつ、常任委員会の研究テーマに基づいた対話集会の意義を強調した。状況を踏まえ、会員たちは市民の参加が重要であることを認識し、テーマ設定において注意を払う必要性を確認する中、若林会員はコロナ禍での集会実施について懸念を示した。
結局、結論として正副会長に再検討が委ねられ、次回の開催日が7月6日に予定された。議題としては議会だよりに関する対話集会が予定されており、引き続き市民との対話を促進する方針が示された。