令和元年12月20日、多治見市議会において第5回定例会が開催された。主な議題としては、各種条例の改正と予算案があった。特に注目されたのは第156号議案、第7次多治見市総合計画基本構想及び基本計画の改定についてである。
まず、特別委員会からの報告では、附帯決議が取り付けられた。この附帯決議は、地域の意向を十分配慮して施設の統合や複合化、転用を進めることを求めている。また、地域力を向上させるため、人づくりと拠点づくりの重要性が言及され、既存施設の有効活用が促される内容だ。
報告を受けた議長の元で、議員たちは議案に対して意見を交わした。佐藤信行議員(厚生環境教育常任委員長)は、「地域の意向を十分に配慮すべきである」と強調し、この点について多くの議員から賛同の声があがった。
また、他の条例改正案、特に多治見市の職員給与や議員報酬に関する改正についても質疑が行われたが、これらは全て可決された。議会では、市民の期待に沿った政策推進が求められている。
さらには、国民健康保険料の引き下げを求める請願が対象となったが、これについては不採択となった。議員たちは国家的な問題を抱えつつも、住民への丁寧な説明と対応が必要だと語った。
会議の最後には、あおり運転の厳罰化を求める意見書が可決されるなど、地域の安全に対する意思が確認された。議員たちは、市民と共により良い街づくりをしていく方針を揃えている。