令和元年9月27日、多治見市役所で全員協議会が開催された。この会議では、第8次行政改革に基づく消防本部の再編や北消防署の移転整備について議論されました。
議題の1つ目では、消防本部の再編について消防長の加地哲氏が説明しました。議員からは、市民が利用する際のアクセスの問題が指摘され、林美行議員が「救急指令課に移ることで、市民は不便を感じるのではないか」と質問しました。消防総務課長の加藤英生氏は、予防警防課の専用の部屋を設ける予定である旨を述べました。
次に、北消防署の移転整備についての議題が続きました。林美行議員は、国道248号線へのアクセスについて懸念を示し、加地氏は加速車線があるため問題はないと応じました。しかし、実際の交通状況や緊急車両の出動経路についても慎重な検討が求められました。
吉田企貴議員は、消防署の移転に伴う地域住民の不安を指摘し、「到着時間にどのような影響が出るか確認が必要だ」と強調しました。
さらに、議論は緊急車両の出動時における迅速さや安全性についても及びました。実際に緊急車両を走らせ確認する必要性が提案される場面もありました。林美行議員は「実際の走行テストが必要」とし、慎重な進行を求めました。これに対し、加地氏は法律上の問題を挙げ、「緊急時でない限り、テスト走行は難しい」と説明しました。
最後に、議題3の「その他」に関連する報告が行われ、特に質問や要望はありませんでした。全員協議会は午後3時28分に閉会しました。今後、議員は移転計画に伴う市民への説明や交通安全の確保に努めていく必要があります。