令和元年6月27日、多治見市議会は第3回定例会を開催した。
本会議では21名の議員が出席し、様々な議案が審議された。特に注目されたのは、消費税率引上げに伴う関連条例の整理についてである。
「消費税が引き上げられる中、その影響を市民が負うことは決して望ましくない」と、三輪寿子議員は反対討論を展開した。市民への負担を懸念し、生活への影響を指摘した。
さらに、議会は多治見市たじっこクラブの実施に関する条例改正を協議した。佐藤信行議員は、指導員の処遇改善と利用者負担のバランスについて質疑を行い、「保育の質を守るためには、公的予算の充実が不可欠だ」との見解を示した。
古川雅典市長は、消費税引上げに伴う予算の必要性を強調しつつ、市民福祉の維持発展に尽力する意向を示した。「財源は適正に使われるべきだ」と述べ、有害鳥獣捕獲事業の補助金増額についても言及した。
また、林美行議員は、駅北庁舎の予算の移動問題に関し議長から厳重な注意を受けた。林議員は、「これについての訂正は必要ない」と強調し、議長との意見対立が見られる場面もあった。
最後に、議会は多くの議案を原案通り可決したことを確認し、議会は活発な議論が行われたことが印象的であった。多治見市議会の議事は今後も市民の期待に応える形で進められることが進展される。