令和2年5月25日に多治見市役所で開催された全員協議会では、教育現場のICT環境の整備が議題に上がった。
議題の一つでは、第3回定例会に提出される予定の議案について懸念される点が話し合われた。
議題2では、特に「GIGAスクール構想」への対応が焦点となり、教育長の渡辺哲郎氏が説明を行った。
議員の林美行氏は、構想における現場教員によるプロジェクトチームの設置について、「先に検討が必要ではないか」と指摘し、急な計画変更に懸念を示した。
教育総務課長の河地孝彦氏は、今後の補助制度を活用することで、整備を進めて行く方針を強調した。
また、情報環境の整備に関連して、家庭学習への端末の持ち帰りについての質問も上がった。
河地氏は、「家庭学習を支援するため、今後の使用法を検討していく」と回答した。この点において、特に家庭の通信環境に関して懸念が残された。
会議では、議員の加藤元司氏が、新型コロナウイルス感染症の影響下に教育環境を整えなければならないと指摘。
教育長は、「3ヶ月分の学習を今年度中に取り戻す必要がある」と述べ、特に通常授業の重要性を訴えた。
また、議題では議会運営委員会の決定事項についても直接の意見は交わされなかったが、今後の方針は示唆された。
会期最後の議題では、教育に関する取り組みの進展と全国的な差異についての懸念も表明されたが、確実な手段を講じていく意向が示された。
このように、会議を通じて施策の進捗や課題が明らかとなり、より円滑な実行へ向けての議論が続いている。