令和4年1月6日に開催された広報広聴研究会では、重要な課題が取り上げられた。
議題の中心は、市民と議会との対話集会に関するものであった。特に陶磁器を中心としたまちづくりに焦点が当てられ、井上あけみ会員が「今回の市民と議会との対話集会は、陶磁器を中心としたまちづくりについて話し合うのか」との疑問を投げかけた。
その際、林美行会員は、多治見市が文化や芸術と結びつける新たな産業の重要性を強調。また、先人が築いてきた可能性に再注目し、地域を安心して暮らせる魅力で満たす必要性について発言した。「陶磁器の過去の産業だけでなく、世界的視点での可能性を追求すべき」と意見を述べた。この意見は参加者全体の理解を深めるために、幅広い視点からの意見聴取が重要であることを示唆する。
続いて、若林正人会員は、「経済建設常任委員会の林委員長の熱意は十分伝わってくるが、経委員ともきちんと共有できているのか」との疑問を示した。これに対し、林会員は、今回テーマが経済建設常任委員会で協議され、説明内容が一般的で各議員も理解していると説明した。市民からの意見を基に、新たな可能性を引き出し、多治見市の課題解決に繋げるべきとの認識が示された。
次に市民との対話について、会場でストリーミング配信されている「やくならマグカップも」の動画を流すことが提案された。那須崎宏局長は、三密回避策としてさまざまな部屋を用意し、準備が整っていることを確認した。「テーマ説明は大会議室で行い、対話は各部屋で」と虎澤智子書記も補足した。また、アンケートや対話集会の報告書についても事務局案が承認された。
最後に、次回開催日は2月22日火曜日と決定。出席者はその日の本会議終了後に再度集まることを確認した。多治見市の未来を見据えた重要な議論が行われ、今後の市民と議会のつながりに期待が寄せられる。