令和5年3月14日、多治見市議会において定例会(第1回)が開催された。
市政一般質問が行われ、本庁舎移転や市議会議決後の動向、新庁舎の駐車場整備についての質問が多く上がった。仙石三喜男議員は、本庁舎移転について現状と新庁舎駐車場整備の問題を取り上げた。また、古庄修一議員からも新庁舎の建設についての進しんちょく状況や今後の財源について尋ねられ、多治見市長の古川雅典氏が具体的な計画について回答した。
新庁舎の計画は、令和9年1月を目指し、土壌調査を実施中である。市長は、新庁舎の基本構想に向けた取り組みを進めており、「本庁舎の耐震性能の重要性を強調した」と発言した。
市民の質問では、仙石議員が新庁舎建設の進捗に不安感を表明し、古庄議員が新たな庁舎と住民の意見を反映させた設計を求めた。市長は、議会が過去の議論を尊重し、実行に移していく意義を強調した。
また、村に住む人からの声として、公共交通の充実に関する多くの質問があった。公共交通のマスタープランを策定するために選定されたコンサルタント業務の役割についての議論が交わされた。市長は、「地域公共交通の多様性を重視し、連携を進める」と発言した。
さらに、不登校問題に関する質問も多くあがった。市議会での議論の中で、教育委員会の副教育長は、不登校の学生に対して多様な学びの場を確保し、フリースクールとの連携を深めることの重要性を述べた。また、教育機会確保法に基づく取り組みや相談体制の有効性が議論になった。
旧市長自身が多治見市の教育環境を良くするために尽力したことに感謝の言葉が多く寄せられ、振り返る場面もあった。